最後のつばめが巣立った

 この間から、ツバメがさわぐ。夜に巣を見ると、おしりを巣からのりだしているのが、3羽、頭が出ているのが1わ、右奥にもう1羽のおしりが見える。5羽もいるのか!たいてい、4羽で、ときは3羽のひなが生まれるのだがなぁ。
 次に見ると、3羽になっていた。そう言えば、親ではなさそうなのが、ふわふわとガレージを飛び回っていたなぁ。巣立ちひなだったのか。どこで見分けるか?って。
 ひなは体が細い。遠くへ行かずにすぐに戻ってくる。「おまえ、うちの子?」と訊くと..返事するわけ、ないか?
 夕立も来て、最後の1羽が残っていた。「いつ飛ぶの?」と訊いても、知らん顔、ふくれた体。いつのまにか、いなくなった。私にあいさつもせずに...くる事がある。「これでもう南へ帰ります」とでも言うように、鳴きながら、飛び回り、やがて姿を消すこともある。
 今年のつばめは、春の一番の子育てに失敗した。人が下を通るたびに、怖がって逃げていたから、満足に卵を温められなかった。二度目のつばめも、こわがりではあった。去年までの親は、夜も巣の近くの止まり木で休んだが、今回の親は見えなかった。
 ともあれ、無事に巣立ってくれてほっとした。ビービー鳴いていたのが、懐かしい。