徘徊

 さて、改めて畑に行った。雨のあとだが、谷はそんなにぐちゃぐちゃではない。ばあちゃんが歩き回っても大丈夫だ。
 畑は耕されて新しいうねになり、種をまき、芽が出た。草を引こうにも、生えていない。ばあちゃんは、手にちびた鎌と古い鍋を持ち、広い畑の端から端へ!あちこち同じうねを行ったりきたり。5回以上は、往復しているだろう。 これを徘徊と言わずして、何と呼ぶ?