側さんに電話

 朝の7時だ。側さんが別のグループと旅行中だとしても、まだ朝食前だ。今ならまだいいか。
電話をかけた。呼び出し音1回で、出てくださった。すごい、素早い。 
 名乗ると、側さんに「お疲れ様」と言われた。とんでもない。側さんこそ、にぎやかグループのお守りで大変だったでしょう。でも、賑やかだけれど、人柄はとてもよくてお行儀も良い団体だったのよ、念のため。
 私の場合、帰ってから疲れるのよ。「ばあちゃんが、ステイから戻って、状態が悪くなってるので、どっと疲れが出ました」と言うと「そうなんですか」とおっしゃった。「そうですよ。ほの香とは違うんです。私たちの周りでは、ステイに預けると、能力的(運動と知能)に退化して戻ってくるので、元に戻すのに時間がかかるというのが常識なんです。」考えてみれば悲しい。
 側さんに、皆が喜んでいたことを伝える。この電話は、初日の夕食をお世話になったホテルと農場の名をたずねたかったのだ。 
 そのときは、普通だと思っていたことが、皆が喜んでいたことを思いだし、あ すてきだったとわかったりして...改めて、側さんの企画のすばらしさを知る。一人ではみつけられなくても、集団にいろんな人がいることにより、その人のフィルターで見た発見を私も共有できて、得した気分だ。
 今回の旅行中は、何度も側さんと話ができた。前回は始めての旅で、常にまるちゃんが側さんにくっついて打ち合わせをしていた。今回は側さんにまかせて安心していたのか、そういう場面はあまり見なかった。まるちゃんは、ときどき、ももちゃんに「遊んでもらっていた」!!あはは。