市役所に行った

 ついでなので、市役所に行った。
「高額介護(居宅支援)サービス費支給申請書」というのが送られてきた。一定額を越えると、返してもらえるし、領収書もいらないそうだ。申請は「市役所介護保険課へ」と書いてある。
 市役所なんて、ふだんは用がない。実に久しぶりだ。横から入ると、すぐに「介護保険課」が目に入った。こんなふうに、課ごとに分かれているとは知らなかった。いつも行く支所は、職員のいるスペースの床が一段高いが、ここはフロアーを仕切って職員と市民が同じ高さで向き合う。びっくりした。行くと、すぐに係りの人が出て来て、親切に教えてくださった。
 そのまま帰るのはもったいないので、正面に行くと「市民課」で広いスペースだった。いわゆる「証明書」を発行してもらうところだ。
 売店に行って絵葉書と「西宮の自然」という本を買った。こんな趣味でもないと、ばあちゃんとの暮らしはやっていけない。
 外へ出てから、知人に「市役所って、えらく開けっぴろげに作ってあるなあ。職員が丸見えやんか。襲撃されたら、どうするねん?考えへんのんか?」と訊くと「課一つずつの箱の部屋で仕事をすると、市民は敷居が高いで。いちいち部屋を探して行って、ノックせんならんで。中でサボってても、見えへんで」と言う!あのなぁ、そんな信用ないんか、役所って?(内緒よ。聞こえませんように)