句集

 今日からばあちゃんはステイだ。
 まず、今日は句会だ。去年の句集をもらった。先生が「もう第7集です。最初はここまで続くとは思いませんでした」と言われた。私は三冊目だ。主宰の先生は私達の高校の先輩だ。「同窓会をしました」と言うと「ほう〜」と言われた。「同窓生と先生に送る」と言うと、句集を40冊もくださった。重い!
 先生の診療所は、昨年JRの転覆事故の現場の一筋西側にある。事故の事を句に詠んでおられるのを書いてみる。
 逝く君の無念晴らせよ松の芯  さとみ
 初夏の風絶えなき献花線路ぎわ よしはる
 事故かなし暮れて曇れる春の月 きみえ
 なぜなぜと葉桜の下泣きやまず すみえ
 なぜ母がカーネーションをどこに置く すみえ