喫茶店に行く

 今日はさくら会の総会だったが、ばあちゃんが2時半にステイから帰るので、出席できない。
 かわりに「たたかうおばあちゃん」読者のけい子さんご夫妻が来られた。けい子さんはまず犬のピィに会いに行く。昔はよくジャーキーをもらっていたので、ピィは今も恩を忘れず喜んで尾っぽを振る。今日もおすわりをして、おやつをもらっていた。けい子さんは戻って来て「ピィちゃんの前では言えないけれど、年、とったね」と言う。「ピィも、もう12歳だもんね」と答えたが、ピィの前で言ったとしても気を悪くするだろうか?気を使うところが、けい子さんの優しさであり、ピィにも伝わるのだろうね。
 喫茶「我夢」は手作りケーキを始めたのだ。おいしかった。ばあちゃんはモンブランを小さなスプーンでちびちび食べている。置いているので「残したら怒られるよ」と言うと「もったいない」と言う。「食べないともったいないよ」食いしん坊なのにね。全部食べた。紅茶にミルクを入れて出すと、一口飲んでやめるので「飲み」と言うと「甘ないのに、もったいない」とこれまた、すごい屁理屈を言う。けい子さんが「お砂糖、入れてあげなさいよ」と言う。やっぱり甘いのが好きなんか。小さいスプーンに2杯入れたら、やっと飲み始めた。
 喫茶店を出て「畑に行くよ」と言うと、ばあちゃんは「べっちょないか?」と変なことを言う。またけい子さんが「大丈夫ですよ。一緒に行きましょう」と言うと、手をつないでもらっている。こうやってデイでもステイでも「甘えている」 あはは。私だと甘やかさないから甘えない。
 その証拠に、さっきもお店に入ってから、ケーキが出てくるのを待つ間「どないするのん?」と何度も訊き、その都度、けい子さんご夫妻が「今からお茶を飲みます」とか「お茶が出ますよ」と言っても、聞こえないのか、聞こえているのか、何度も訊く。私が「待って!」と一言言うと、黙ってしまった。
 畑に行くと、草引きをしてくれたので、私も自分の仕事ができた。