ぼたんつけ

 朝ご飯のあと、ばあちゃんに、こたつテーブルをふいてもらい、ぼたんつけをしてもらつた。  前にもぼたんをつけてもらった。朝、キルティング上着を着たら、一番下のぼたんがとれそうだった。服を着たまま、つけることにした。裁縫箱を出して、針を持ったが、糸が通らなかった。「見えません」と言う。近視だが、近くは見えていて、デイの「雑巾縫いの日」は、ばあちゃんが糸の通し役だったのだ。見えないと言うより、穴に入らないのだろう。やっと通したが、つけ方がわからない。布地のどこに針を入れ、ぼたんのどこに針を入れるか?だ。いちいち言うと、できた。
 今回は、前に使った黒糸が残っている。「足りるか?」と私が訊くと、ばあちゃんは「足りる」と言って、つけていった。今回はわかりが早かった。