口腔ケア

 デイの連絡帳の記入項目が細かくなった。私は特記事項が無いときは書かないことがある。忙しいから書かないときもある。書くときはぎっしり書く。勝手なやつだと思われるかも知れない。でも、何も無いときにまでしつこく書く必要があるか?ステイは連絡帳が無い。行き始めたころは、1枚物の連絡メモが返ってきていたが、いつのころか、なくなった。なぞである。同じ施設のデイとステイで、こんなに違う。
 デイの連絡帳の項目に「口腔ケアを実施」が加わった。「口腔ケアとは、何をするのですか?」と書いてみた。答えは「本人が入れ歯をはずす。入れ歯を手で洗い、スタッフに渡す。本人は口をゆすぐ。スタッフは入れ歯を洗浄液につける」

「口腔ケアとは何か?歯磨きだけでは不十分」「完全図解 新しい介護」大田仁史・三好春樹著 をとりだして読んでみた。 口を開けさせて、磨けているか、チェックするとか、言われても、無理だ。ばあちゃんに「口を開けて」なんて、言ってもわからない。私が手を入れて、噛まれたらいやだもん。入れ歯だって、手でちゅっちゅっと洗うのでせいいっぱい。「待った」がないから、入れ歯用歯ブラシでごしごし、なんて悠長なことはできない。