ポン・ポン・ポン

 ばあちゃんが布団をたたいている。今、夜の8時、私はばあちゃんの隣の応接間でパソコンをしている。さっきから、ばあちゃんが「ポン・ポン・ポン」やっている。戸の隙間からのぞいてみた。仰向けに寝て右手を出し、布団をたたいている。それがポン・ポン・ポンと打って1泊休む。リズムにのっている。今日はデイサービスの「秋祭り」で「太鼓をたたいてご機嫌でした」とケアマネ君が言っていた。リズムが体にしみついたのだろうか?