「千手観音」

 夫が「テレビを見よ!すごいねんで」と言う。日刊スポーツのテレビ欄から引用する。
極上の月夜(新番組)(読売・日テレ系)(後10・15)
 世の中のエンターテインメントとその裏側を掘り下げる。1回目は中国の舞踏『千手観音』にスポットを当てる。出演者は全員が聴覚障害者で、中国障害者芸術団に一員。音の振動を体で感じながら演じている。先頭で踊るタイ・リファさんは中国一のダンサーであると同時に団長という重責も担う」
 その番組にチャンネルをあわせたのは、もう11時だった。それから踊りが始まったのだ。わずか5分と少しだ。とても、とても、綺麗ですごかった。男女計20人が縦に並んでいるのだが、ぴったり重なっていて、先頭のタイさんしか見えない。なのに、手が20人分ある!その手の動きがすごい!リズミカルだ。衣装が黄色、輝く宝石の王冠だが、ライトが赤・青・黄・いろいろに変わる。隊列が変わり、半分の人が前に出て横に並んだり、また元の縦1列になったりして、途中で「わぁ〜!」と叫ぶほどすごいところがあった。ビデオにとっておけばよいだろうね。ビデオなんてとったことないもんね。感動は心に焼き付け、ブログに書くだけだから。かっこいい?できないだけだよ。今日は良いものを見せてもらって、ありがとう。