薩摩芋

 今日は朝から診療所に行った。
 帰ってから芋ほりに連れて行った。畑に置いてほっておくと、どこかに行ってしまうに違いないし、家で留守番はできないし...連れて行くよりしかたがない。トラックの助手席に乗せる。片手で「よいしょ」とつかまって、軽々と乗り込む。あとが悪い。「こんなこと、行くんでっか?」とうるさい、うるさい。田んぼに着いても降りようとしない。「降りて」と言ったらやっと降りた。一輪車やかごを降ろすと「一つ、持ちましょか?」とか、気が回りすぎ...だまってついて来い、というの。畑に行っても「何、するんでっか?」芋を拾うのよ。「かごに入れて」と言うと「ほ〜ぅ、けっこやな」と言いながらやりだした。何が「結構」やのん?まぁ、デイに行けば、おやつが出てもご飯が出ても、風呂に入っても「けっこやな」と言うのだろう。喜んでいるように見えて、いいではないか。
 まぁ、なんとか「猫の手」よりはまし、であった。そういえば小屋に子猫がいた。ある人の小屋に捨てられていた子猫に、猫好きのいとこの一家がえさをやり、手なづけたらしい。「家で飼うのは困るが、小屋にえさを運ぶのは許す」のだって。小屋までミニバイクで運ぶ?ごくろうさん!
 ばあちゃんは昼前まで「芋拾い」を頑張った。家に帰って手を洗っても、芋の汁に土汚れがついて、真っ黒で落ちない。明日はデイなのに「何した?」と思われそう。「芋拾いを頑張りました」と連絡帳に書こう。