畑に行く

 10時から畑に行く。今日と明日は「市民文化祭ななくさ会場」が開かれ、10時から午後4時まで作品展示と喫茶のサービス・ステージ発表がある。ななくさの施設の他に近隣の自治会も展示とボランティアで参加する。時間をつぶしたいなら、ばあちゃんと行けば、お茶も出るのだ。昔はばあちゃんと行って、私だけ帰り、ばあちゃんが残ってもおれた。ばあちゃんを家に残して私だけ行っても留守番ができた。去年は連れて行ったら、展示が「こんなもん、見て何になる?」と悪態をつくし、お茶しか楽しめない。今年は「時間つぶし」が目的なら行くが「ご飯のあとはおでかけ」のインプットに逆らうために、行かないことにした。本当はばあちゃんをもてあまし、行きたくなるだろう。私だって、施設に知り合いの職員も利用者も多いし、近隣自治会の役員ボランティアさんなら顔見知りがいるかも知れない。ばあちゃんと二人よりは気晴らしになる。それでも、行かない!なんで意地を張るか?わからん。
 ばあちゃんは里芋の畝の草引きをしてもらう。なにしろ、細くて長い草がぎっしりで、ばあちゃんはすぐに飽きるだろう。かまへんさ。私はもらってきた牛糞を畝に入れて、苺を植える。普通は植える2週間前に耕して肥料を入れるのに、引き続き植えるなんてむちゃくちゃだ。でも、私の苺の苗はしっかり野生的に育っているので、平気さ。畝がやたら大きいので、30センチ間隔に植える。2列で90本植えられた。
 苺の苗はばあちゃんが引いている里芋の畝の隣にある。ばあちゃんは「*@+‘&やなぁ...」とぶつぶつ言っている。私が近づいたから言っているのだろう。これは「仕事、飽きた。もういやや」という意味だ。「ばあちゃん、せkっかう引いた草を畝に積んだら、雨が降ったら、また根がおりる。外へ持って出て」と言って、かたづけにかかる。