しずかちゃんに再会

 お昼ごはんのあと、次の介護者がきた。横で静かに聴いていると違う立場の違うやり方もとても参考になる。
 「お昼ご飯、食べさせて」としずかちゃんとお嬢さんがやってきた。病院に受診し、検査をして、さくらちゃんでご飯を食べ、また病院に行って検査結果を聞くための診察がある。しずかちゃんは見たところは元気、7月の「北海道車椅子の旅」のときとかわらない。お嬢さんは私よりはずっと若い。しずかちゃんもうちのばあちゃんより若いからあたりまえ。私が「帰ります」と言うと、しずかちゃんが玄関まで送ってくれて「気ぃつけて帰りよ。このごろ、こわいひとがおるからな」と言う。「はぁい」と言って別れる。しずかちゃんは「会う人は皆、自分の教え子」と思っているらしい。