有馬稲荷神社

 一昨日の夕方、夫が有馬グランドホテルに行ったとき、くっついて行った。神戸有馬ロータリクラブの例会だ。百姓のおっちゃんがロータリークラブに入れてもらうなんて、信じられないが、ありがたいことに仲良くしてもらっている。
 私はバスの有馬駅前で降りて、探索に行った。泉源に行って、炭酸水を飲んでみたら、辛かった。その昔、この水に砂糖を入れて「有馬サイダー」として売り出したそうで、今でも土産物店に行けば売っている。レトロな瓶がかわいらしい。どんな味だろう?
 次に上の道路に上がると「有馬稲荷神社裏参道」の看板があった。早速上がってみる。最初は坂道だが、途中から落ち葉の山道になる。大きな木が倒れていて、山形になっているのをくぐると、ますます急な道だ。神社の宮司・児玉さんのおうちらしいところに出た。犬がワンワンほえている。宮司さんも例会に行っただろう。
「海抜570メートル」と書いてある。グランドホテルも眼下に見えるし、遠くの住宅地も見える。確かにずいぶん高い。神社の由来などを書いた看板もあるが、たいそう古いらしい。 
 下りは表参道を下りた。こちらは土の道で木材型のコンクリート製かな?枕木のように階段になっている。でも、私の歩幅とは、ちょっと合わない。ところどころに小さな看板があり「もうすぐ」とか書いてあった。この道は車が上がれないそうで、駐車場は下にあり、荷物を運ぶケーブル?名前がわからないが、とにかくトロッコか何かを上に上げるための線路がある。見たいなぁ〜。どうやって上げるのだろう?
 下の道路におりて、久しぶりに鼓ケ滝に行ってみた。涼しげである。散策としてはまずまず。でも、この道は人通りもなく、小川のせせらぎと鳥の声しかしない。旅館もホテルも防音がきいているのか、夕食のさざめきも外にもれない。さびしくなってきた。
 神戸電鉄有馬駅におりて、その前のお土産物店に入り、レトロ気分にひたった。買った物は古布製の眼鏡ケース。例会の終わった夫の車に乗って帰ってきた。ま、たまにはいいさ、って、しょっちゅう遊んでいるが、5月は稲の苗箱に水をかけてやるために、長い外出はできない。