「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 武田邦彦著 洋泉社 2007年

 1.資源7倍、ごみ7倍になるリサイクル
 2.ダイオキシンはいかにして猛毒に仕立て上げられたか
 3.地球温暖化で頻発する故意の誤報
 4.チリ紙交換屋は街からなぜいなくなったのか
 5.環境問題を弄ぶ人たち
 書店に「ベストセラー25万部突破」の帯をつけられ積まれている。これを読むと「なんだ、そうだったの?」とほっとするのも確かだ。「ペットボトルを捨ててはいけない。回収すれば資源」「草も木も燃やしてはいけない。ダイオキシンが出る」と自分を責めていたのが「違うよ。ペットボトル入り飲料を買わずに、お茶を水筒に入れて持って行くのが正しい」「燃やしてもかまわない。ダイオキシンは自然界に普通にあるものであり、数億年前から地上にあった」と言われると、そうなのか、もっと情報を読み解く目を養わないといけないな、と思う。情報が氾濫しているのだもの、難しい。