よんどころない

 今日はデイサービス。「ここで泊まります」と言って帰り、部屋に行き、荷物を置く。「おやつ食べようか?」と誘い、台所で食べる。思えば私も忍耐強くなった... あかんか?自画自賛は?
 「部屋に行きましょ」と行く。「どうする?休む?昼寝する?」「はい」で布団に入る。
 たちまち、徘徊。「どないします?怒られる」と言う。怒られる?これだけは覚えている。部屋に戻すと箪笥から冬のスーツをかかえてくる。「いらんよ、なおしに行きましょ」
 怒られる。この根強い不信感。ここは家じゃない、安住の地じゃないらしい。住み慣れた我が家が通用しないばあちゃんを前にして途方にくれる...元は、叱り過ぎた私が悪い。