一人でおられへん

 朝、ばあちゃんが放浪している。「一人でおられへん」と言いながら...5時だ。自分では止められないので、部屋に連れて行き、また寝かせる。しばらく押さえていたら、寝る。どこを押さえるか?最初は頭、次はふとん。あはは。
 昨日もそうだった。「仲間を探して」各部屋の戸を開ける。そしてすぐに閉める。でも台所に私がいるのは「無視」である。ちらっと見ても入ってこない。私が応接間にいても「ねえちゃん、入ったらあきませんな」と自問自答して消えた。私は「いらん」のだ。