六甲山の猪

 どうしても帰る人だけ帰り、あとの人は六甲山にあがる。この前、下見に来たときより人が多い。夏休み最後の日曜日だもんね。観光バスの団体も来る。
 展望台に行ってみた。「猪にエサをやらないで」の看板がある。「今日は見えへん。この前は関空まで見えたのに」残念。暑い。せっかく涼みにきたのに期待はずれ。ふと「猪がいる!」の声。展望デッキの下に猪がいる!しっぽを振っている。「顔が長いなぁ」という声がする。うちの隣の「ななくさ」で飼っていた猪は、大きくなって「フッ!フッ!言いながら歩き回り、えさをやるのも怖かった。今目の前にいる猪は、毛並みが綺麗だから、まだ若いのだろう。楽に生きているのだろうか?牛乳パックがころがっているではないか。