ケアプラン

 前にショートステイのケアプランについて書いた。
+利用者及び家族の生活に対する意向・・・御家族様からの御希望は特にないとのこと
+介護認定審査会の意見及びサービスの種類の指定・・・特になし
+総合的な援助の方針・・・利用時に不安になることがあるため、落ちついて過してもらえるように声をかけます。また利用時には音楽活動や体操への参加を促します。

 これを見て「御家族様の御希望は特にない」のところで「なに?ケアに希望がないなんて言った覚えはない。何もわかってくれてない」と思ったのは、例によって、けんか早い私の癖。友達が「以前のプランにはどう書いてあるの?」と訊く。 
 「居宅サービス計画書」を出してみる。平成17年7月版
+利用者及び家族の生活に対する意向・・・木曜日は用事があるためにショートステイを利用させてほしいとの希望有り。農繁期にはできる限り多くショートの利用を希望。
+介護認定審査会の意見及びサービスの種類・・・特になし
+総合的な援助の方針・・・1.気分的にゆとりをもって日々の生活を過す 2.家族の精神的、肉体的な負担を軽減する 3.本人の日課でもある畑仕事を行う。 上記の方針でケアプランを作成していく。
 
 「居宅サービス計画書」平成18年4月版
+利用者及び家族の生活に対する意向・・・月曜日に家庭教師をおこなうことになったため、月曜日にショートステイを利用したい。目が離せない状況になってきている。
+介護認定審議会の意見及びサービスの種類の指定・・・特になし
+総合的な援助の方針・・・1.日々の生活の中で介護サービスを利用することにより家での生活を送れるようにします。 2.家族の精神的、肉体的な負担を軽減しながら家での生活を続けられるようにします。

 「居宅サービス計画書」平成18年12月版
+利用者及び家族の生活に対する意向・・・サービスの利用について月・火・土の通所介護の利用、木・金の短期入所生活介護の利用を家族が希望されている。
+介護認定審議会の意見及びサービスの種類の指定・・・特になし
+総合的な援助の方針・・・1.日々の生活の中で介護サービスを利用することにより家での生活を送れるようにします。 2.家族の精神的、肉体的な負担を軽減しながら家での生活を続けられるようにします。

 あ〜、これか。家族の希望になぜ「家庭教師」まで書かないといけないの?なんて、ぼんやり思ったものだった。ショートを利用したい日々の指定か?それで、今回は「家族の希望は特になし」になったのか。ケアプランとは、もっと「中身の問題」と思っていたのは私だけだったのか?
 難しいね。「利用することによって家での生活をおくれるようにする」と言っても、物理的に「ばあちゃんのいない時間を買う」問題か?ばあちゃんの「生活の中身」を支えることによって、家での生活とのスムーズなつながりをもてることか?今は、帰るなり「家に帰ります」と言って外に出て、知らない人の車でも止めてしまうのだから、ちっともスムーズなつながりになっていない。私が強制的に「今の精神を切り離し、肉体的疲労で睡眠に導く」という野蛮な手段でやっている。なんとかならないものかなぁ?情けなくなるね。