「帰る」

 12時に帰る。ご飯のあと、昼寝。3時前に起きた。おやつ。
 私は手紙を書く。ばあちゃんは座って「200 5うめぼし」と読む。コーヒーの空き瓶に「2005年梅干」と書いて入れてある。食べたいのだろうか?「畑、いきましょか」と言う。「まだ暑いから待って」と言うと、理解不能。あとはもう「帰る」「帰る」...
「家はここ」と教えてみる。言わない。週のうち、デイが3回、ステイが1回 「3時や、帰ろ」の生活だ。私が着替えと用意のため、台所を出ると、大声で怒っている。こうやって怒るんだ、と思う。デイでもステイでももてあますはずだ。
 畑に行った。朝の畝の続きに入れると、すまして通りすぎ、どんどん行ってしまった。通りすぎても、ななくさへは行けないが、そんなこと、どこ吹く風... そう言えば「ななくさ」なんて名前、言わなくなって久しい。「うえ」で終わりだもんね。