今、帰った、なんで怒る?

 ばあちゃんが1泊ステイから帰る。2時40分だ。「わかるか!」と帰り「どないするねん?」スタッフ君が説明しても聞こえないのだ。ほんとに聞こえないらしい。怒っている。トイレに行ったのでついて入った。紙パンツがもこもこだと思って手を入れてみると、中で紙おむつが半分折りになってしまっている。これでは肌にあたる部分が、おむつの外側の防水シートだから、おしっこがついたら冷たい。もったいないが、おむつは捨てて紙パンツだけにする。
 着替える。そのまま「部屋に帰り」と言うとベッドに入って怒っている。「な〜んにもわかるかい!な〜んにも言わんとって、わかるかい!兄ちゃん、ちょっと来て〜な」ほっておくといつまで言うだろう?起きてきて、応接間との間の戸を開ける。「見て〜な。な〜んにも言わんとって、ほどほどや!」時間が来たらやめるだろうか?
 やめそうにないので、つかまえて口を押さえ「黙れ!」とやってみた。一瞬ひるむ。布団に入り「手をおろして」と言うと、観念した。が、しばらくするとまた来た。もうめんどうくさい!
 結局、怒りながら、戸を開けて「お母ちゃん、見てんか!」おいおい、お母ちゃんか?「わからへんわい、なんにも言わんとってな、わかるか!」この繰り返し、よう怒る!3時10分までわめきちらし、くたびれて寝た。ほーっ!