「笑う介護」松本ぷりっつ・岡崎杏里著 sasaeru文庫 成美堂出版 2007年

 「ツライ日々を変えたのは『笑い』の最強パワーだった」
1.その日は突然、やってきた(父が50代で脳出血になり認知症
2.まさか、母まで?(卵巣ガンで手術)
3.いっぱい、泣いた日々
4.介護サービスがすべてを変えた!
5.母、復活
6.父、子どもになる(ショートステイ・デビュー)
7.岡崎家のメゲない生活
8.夢を叶えるために
おわりに みなさんあっての岡崎家です
 これは文庫本で、漫画と文章で構成されている。漫画を描いたのが松本ぷりっつさん。岡崎家には愛犬クロがいて、ツライ日々もなぐさめてくれていたが、老犬であり、さいごは紙パンツのお世話になり、死んでしまう。みんなのアイドルだったクロの納骨式に近所の人が10人も参列してくれて、お寺の住職さんが「こんな犬は初めてです。多くの人に愛されていたんですね」と感心されたそうだ。
 岡崎家のお母さんは「ガンは笑って乗り越えろ!」と言い「笑わせ隊」なるものを結成する。任務は
1.希望があれば、一緒に大声で好きな歌を歌ってあげる
2.一緒にダンスをする
3.時には病棟で盆踊りもする
4.変な顔をして、手っ取り早くターゲット(抗ガン剤により白血球の数値が低い人)を笑わす
5.病院にロケに来た俳優さんと「握手した手」で、握手してあげる  などなど「素人ながら売れっ子、ツッコミは吉本級」で、お母さんは東北出身なのに関西系オバチャンだそうだ。介護の本も、このごろは明るいのがでてきたなぁ。ガンバロー!!!