大荒れなのだ

 昨日から荒れている。デイから帰ったときは、そんなにひどくはなかった。「が〜が〜」言ってはいたが、普通におやつを食べ、ベッドで昼寝をした。
 いや、朝からおかしかった。パンツにうんちが出ていた。便秘になりやすいばあちゃんだから、出たほうがいいわ、ぐらいに思っていた。午前中の入浴の前もパンツが汚れていたそうだ。帰ってからもまた、2回。ばあちゃんにしては一日中、少しずつで、下痢気味と言える。これで機嫌が悪かったのかも知れない。
 昼寝のばあちゃんを見に行くと、真っ暗な部屋の中、ベッドで半身を起こし、手拍子をしていた。ここらで「異変」に気づくべきだった。暗くても平気、という感覚に。
 晩ご飯のあと、着替えて寝かせた。お風呂は午前中にデイで入っている日は、冬は家では入浴しない。行かない日だけ、家で入る。
 寝かせてから、となりの応接間でパソコンをしていたら、ばあちゃんが起きてくる。眠くないからしかたがない。戸を開けてのぞいて「行きましょか?」になるのが、困る。パソコンはあきらめて、ばあちゃんの隣の部屋の応接間は真っ暗にした。ばあちゃんは寝たと思う。ときどき、目が覚めると、思い切り、手をたたき、一人で「音楽」をやっている。