鍋

　日曜なんである。１１時に起こし、昼、いや朝ご飯。食べたらまた寝るのである。３時に起きる。おやつ。そのまま台所で座っている。
　いつまで黙っていられるか？４時だね。独り言、始まる。「はいはい」だけ。手拍子はしない。数も数えない。「はいはいはい ・・はいはい」 これはそろそろ不安になる時間
「おばちゃん、たのみますわいな、はいはい」ほら始まった。でも動かない。
　でも危ない。私が台所を出ると、とたんに、動く。パックは棚に上げ、大きな鍋だけ廊下へ持って出る。カチャン！やっぱり小鍋のふたを開けている。 ガスにかけていようと、ストーブにかけていようとおかまいなし。「危険！」ガスをさわることはないが、鍋は触る。テーブルの容器もふたを開けてみたりする。