清荒神

 午後は清荒神に参拝に行く。雨が降っている。
 帰りに干支の置物を買おうと眺めていたら奥から「おかみさん」が出てこられ「鏡開きですよ。おぜんざいはいかがですか?」と言われ、思わず入ってしまった。お客さんは一人で「私、ねずみ年なんです」と言うと「母と同じです」と言われた。「私の母もですよ。同じ年ですね」に始まり「これはうちのばあちゃんです。読んでください」と言って「ベターケア」のコピーをその方とおかみさんにプレゼントするのだから、私の「初対面の人と話せ」もずいぶん遠くへきたもんだ。あはは〜。ええやん、ええやん。
 そのあと、電車にのりなおして、コピーやさんに行った。夕方はいつもの「奥さん」でもなく、「バイトの奥さん」でもなく「社長さん」とバイトの学生君二人だった。夕方は込み合っていた。このバイト君の二人が仲良く、お客さんには丁寧で、近頃の若者は優しいんだな、と思えるひとコマであった。