高齢者虐待防止法違反で逮捕=43歳娘が立ち入り拒否−85歳父を保護・警視庁

         1月21日12時1分配信 時事通信
 父親(85)への虐待の恐れがあるとして、東京都西東京市が立ち入り調査をしようとした際、拒否したとして、警視庁田無署は21日までに、高齢者虐待防止法違反の現行犯で、西東京市柳沢、無職岸田澄江容疑者(43)を逮捕した。警察庁によると、2006年4月の同法施行後、同法違反容疑での逮捕は全国初とみられる。
 岸田容疑者は「プライバシーの侵害だ」と主張。父親は保護されたが、衰弱しているため、病院で検査を受けている。
 市によると、岸田容疑者は父親と二人暮らし。長年、病院に連れて行かないなどの介護を放棄した疑いがあり、自宅はごみが散乱している。