「手招き」で「こちらへ」は、わからない。

 帰ろう。夢中で2時間、しゃがんでいたら「腰が痛い」無理もない。立つのを待つ。手助けは無用。害さえあるから。
 杖を渡し「こちらへおいで」と手招きしたら、私が遠すぎてわからなかったか、見えないか、とにかくわからない。またしゃがんでしまう。また「立って」と言って待って、一緒に池に行く。後ろから見ていると、右寄りに行きそうで、感覚が確かか、見ていないと、な。
 池のそばで、山の川から引いた天然の水道で手を洗う。「おしっこして」と言ってパンツをおろしてみたが、ころびそうになる。しゃがんでおしっこするのは、あかんか?あきらめて、また手を洗う。
 台風で倒れたヒマラヤ杉の幹が転がしてあって、ベンチがわりになっている。腰かけて「しょうが水」を飲ませる。家にいれば「生姜湯」にできるが、持ち歩き用に水で作ってきた。あんまり喜ばない。「甘い?」と聞いても「もう要らん」と言う。溶けかたが足りない?甘さが足りないんだろうね。「この線まで」とやって、なんとか飲ませ、飴を一つ口に含んで歩いて帰る。「腰が痛い」と言うので、ときたま、止まる。「休ましてぇな」と言うが、腰をかける場所がないので、立ったまま休む。
 家に着いて、着替えてご飯。「昼寝」で1時から寝て、今、4時10分前。まだ寝ている。私は2時にまた畑に行って、3時に小雨模様なので帰ってきた。窓の外は、小鳥が、ヒーヨ、ヒーヨとうるさい。おまえはだあれ?バードウォッチングは苦手である。