「西宮の親子」と「うちのばあちゃん」との違い

 その人は、この前の「さくら会お花見」のときに「女優業を再開しました」と言う人。お母さんもたまに集会についてこられるが、にこにこしていたり、お人形を持って遊んだりしておられる。うちのばあちゃんは「静かに座っている」という事ができない。上に書いたように「えらい、すんまへん」「悪いことばっかりしまして、かんにんしておくなはれな」「おこらんといておくなはれ」ととにかく四六時中、しゃべっている。でなければ「はっはっはっはっは〜」と意味無くわめく。連れておれたもんじゃない。
 安永さんが「北海道の旅に連れておいで。すももちゃんが今までサポーターをした分、お母さんにサポーターをつけてあげる」と言われたが、とんでもない!絶対、いやだ。連れていかない。連れていって「もつ」のは「畑」だけだ。
 しかし、上の親子だって「外で見せる顔」と「家での夜の顔」が同じとは限らない。夕方「帰ります」と言いだした後、うまくいけばよいが、たまにはいかないときもあろうし、二人きりで過ごす夜がしんどいときもある。その点、ばあちゃんはくたびれさせて寝かせたら朝までもつので、ラッキーだとも言える。