鎌で刈る
日曜日だ。起こしてご飯、畑に行く。
草を引くつもりで、ちびた鎌を渡したのだ。普通の刃の三分の一の長さの草引き専用の鎌だ。ぎざぎざになっている。「草を引く」と言って渡し、草の根っこから引いてほしいのに、ばあちゃんは草を刈っている。左手で草を握り、リズミカルにさっさと刈る。さすがに「昔取った杵柄」 あはは。
ラベンダーまで刈りそうになり「あー!」と言って止める。結局、隣の何も無い畝に行ってもらう。
「昼ご飯」と言って連れて帰った。トイレに行って「パンツ、おろして」が通じなくなっていた。夜は服を脱ぐのに胸のボタンがはずせない。無理矢理ボタンを引っ張っていた。お風呂から上がったら、パジャマのボタンはさっさとはめていた。
つまり、一連の動作を途中で止めてはいけない。無意識で流す。