早苗さんに電話をかけて詳しく聞いた

 家族は旅に行く前は「しんどいかな?」と思う。途中でも「無理して連れてきて、お父さんはかえって、しんどいかな?」と思う。
 お父さんが機嫌が悪くなる。その理由を言葉にして言えないお父さんが怒る。
 まわりのみんなは、お父さんが何に困っているか、何が不満か、一生懸命考える。力を合わせて原因を探る。あれこれやってみる。一生懸命かかわって、なんとか、問題点を解決したとき、お父さんがにこっと笑う。その笑顔にみんなが癒される。それが「みんんでおでかけしよう」という「つどい場さくらちゃん」の旅らしい。
 旅に行く前、普通は「迷惑かけるからやめよう」と思う。でも、思い切って参加したら、旅仲間は、お父さんがいるから改めて「介護とは何か」を考え直す。お父さんの「あとの笑顔」で癒される。