トイレの訴え

 そのデイの連絡帳。「リクレーションの最中にばあちゃんが立ち上がり『どないしょう?どないしょう?』と言われるので、一緒にトイレに行ったらおしっこが出ました。トイレに行きたかったのですね」
 そうでしょうね。なんだかおかしい。でもそれが「おしっこしたい」だとは気がつかないんでしょうね。前には「『おしっこ』と言われて一緒にいきました」とか「トイレで便がでました」とか言われて、あ〜、そうか、家ではもう一人では行かないなぁ、デイはありがたいなぁと思う。
「排泄」は基本なのだが、崩れてくると、家では連れて行ってももう紙パンツがぬれているときが多い。行きたそうにもじもじしているのも見つけにくい。トイレで「おしっこして」と言っても出ないこともある。一人で入ったからとついて行くと、もんぺもおろさず、ちょこんと便座に腰かけている。電車じゃないんだってば。珍しく夜中にトイレにきたら、スリッパをはいたまま廊下に出てくる。朝、ポータブルトイレにおしっこやうんちがあったら、大成功だ。