別の教え子クラス会

 「先生の還暦お祝いなんだから」なんて嬉しいこと言ってくれる。
 文集を出してみた。1年生なのに、しっかり書いている。「中学生になって」などは幼いが、秋の「文化活動発表会」ぐらいになると、たのもしい限りだ。1年間の成長はすごい。3学期には「英語で卒論」も書いてもらい、1年生で習う限りの文章を書き、挿絵もつけているのを綴じて布で表紙をつけて私が持っていた。
 もっと感激したのは「班ノート」だ。いたずらを叱ったり、困ったときは議論したり、「それは違う」と延々と書いたり、もう、「みんなこんなに一生懸命だったんだ」と思うと胸がキュンとなる。こんなもの、どうして今まで置いていたのだろうか?今後どうするか、生徒達に尋ねよう。
 名簿を見ていたら、お母さま方にいろいろ教えていただいたり、お世話になったことを思い出し、電話をしてみた。懐かしくて会いたくなったので「稲刈りがすんだら」と約束した。
 自分の還暦同窓会もせまっているのに、なんで私は「〜会」ばっかり組織しているのだろうか?