夜中

 ばあちゃんは昨日の午後2時半に6泊のステイから帰ってきた。昨日は怒っていた。「毎日、こんなに怒っているんですか?」と訊くと「はい」...あはは〜。ごめんなさいませ。謝るしかない。「それでも昔よりずいぶんましになりましたよね〜」と言われたものだった。だから「かいご学会」でも言ったが「怒るばあちゃん」が普通だったのだ。
 おやつを食べて昼寝だ。4時前には起きた。台所に連れてきた。私がメール便を作るのを見ている。「こらえておくなはれ...かえります...死んでまう...」いつもどおりだ。
 夜中の12時半、私がお風呂に入っていたら、誰かがやってくる足音。夫かな?寝ているはずなのにな。 なんと、ばあちゃんが戸を開けてのぞいた。普段はこんなことをしない。寝たら部屋から出なくなっている。「あー」も「うー」も言わないまま、戸を閉めて消えた。早く上がらねば...上がったときは台所にいて、お菓子の箱を触っていた。個別包装のお菓子が2つあったが、袋を開けるでもなく、食べるでもなく、見ているだけ。もう食べてやろうという気がないのかな?
 「寝なさい」で部屋に行く。しばらくごそごそしていたので、また廊下に出てくるだろうかと思っていたが、どうにか寝てくれた。