体育大会

 学校協力員として勤務している中学校の体育大会だった。クラスの生徒の写真を撮ってと頼まれていた。受けつけに行く。
 本部テントのあたりで待機していて、生徒の出番を待って写す。難しい〜。生徒を探すのが大変。競争だと、気がついたときにはゴールしていた。失敗の巻。1年生、2年生はまたの機会を待ってもらおう。3年生は「組体操」をねらった。「人塔」といって、3段、4段に乗って行くのだ。失敗がなく、無事に地上におりてくれてほっとした。見ている私がほっとするぐらいだから、横についている担任の先生と補助の先生方はもっと安堵されただろう。
 夜は眠くてお風呂に入るのも疲れた。弟が「定年ていらんと思うやろ?55歳過ぎたら、やっぱり仕事の量も減るし、いろいろあるねんで」と言っていたが、やっとわかった。いくら元教え子が「先生、いつまでも元気で突っ走ってください」ってメッセージ書いてくれても、いくら元校長先生が「定年前って学校に自分より年上の先生がいなくていい気持ち」と言われても、若い人と同じ仕事はできないし、身の程をわきまえよということかな。それなら横でのんびり受け止めることに専念しよう。