ディズニーシーに行く

 今日は友達がディズニーシーに連れて行ってくれる。家から歩いて行けるからいいよね。
 正面から入ると海があり、水蒸気を吐く火山がある。右から回る。イタリアの町並みを歩き、写真を撮ろうとすると、制服のお兄さんスタッフの方がシャッターを押してくださった。どこに行ってもスタッフが多くて、いったい何人ぐらい働いているのだろう?いったい何人の客が来るかは、テレビのニュースで言っていて「ディズニーリゾートの年始の客は35万人の予想」だそうだ。
 海の底に作られたホールで「人魚姫」のショーを見る。ディズニーの映画に出てくるような美人で、私は「本当の人間?それともロボット?」と思って見入ってしまった。こんなに精巧でよく動くロボットはないよね?でも、日本人ではないし、空中ブランコで腰かけた姿勢ではなく、腰に棒が突き刺さった形になっている。ロープも持たず、手は泳ぐようで、何度も宙返りを繰り返し、とても人間技とは思えない。これが生身の人間なら、よほど鍛錬を重ねた人なんだろう。感心すること。また、俳優になっている教え子もいるので、プロは大変なんだなと思う。ものを見る目が前とはちがってきたと思う。
 飛行機の格納庫だという建物で「南米アマゾン」のショーも見た。こちらも装置が派手で、水が流れる、火が燃える。ターザンのように空中を渡る人がいる。ロープではなく、巾の広い布であった。これもすごい。
 船の上のショーは「オーバー・ザ・ウェイブ」と言って出航を祝うものだそうだ。
 2時半から中央の海で繰り広げられるのは「レジェンド・オブ・ミシカ」 広場で座り込んで見たが、目の前で踊るダンサーたちの中に、友達の知り合いがいるそうだ。火山は爆発するわ、大がかりだった。
 この次に行ったのがブロードウェー・シアターの「ビッグ・バンド・ビート」 暖かい会場で途中で眠くなってしまった。
 アトラクションは?友達が「ファストパス」と言って予約券発行機に行く。「しまった。まちがって、レイジングスピリッツを予約しちゃった。大丈夫?」と言う。途中でまっさかさまになるジェットコースターだ。ジェットコースターには長いこと乗っていない。「大丈夫?」なんて言われてもわかるもんか。「私らより年上の客、いるかな?」なんて言う。いないみたいよ。「ア〜!と言いながら行くと怖くないからね」と言われて...乗ってしまった。ガチャッとガードが降りてくるから逃げられない。のぼっておりて、ア〜と言っているうち、さかさまになる!あっというまに終点だった。びっくりした〜!
 もう一つが「インディ・ジョーンズ・アドベンチャークリスタルスカルの魔宮」だった。これも予約機では「4時半から」ファストパスの列はどんどん進める。最後には普通に並んだ人と隣り合わせになるが、洞窟の中に乗り場が作られていて、並んでいるのが苦にならないように、うまく工夫されていると思う。さすが..と思う。運よく最前列に乗り込めた。「大きな玉が落ちてくるよ。そのあと、ピカッと光ったら、写真に写るから、目をつぶったらだめよ。あとで記念に買おうね」と言う。ここは洞窟の壁に衝突しそうになると急カーブで曲がるのがなかなか怖い。終わってみれば、あっという間。写真は友達が「コレクションしてるの」と言って買ってくれた。あとでよ〜く見ると皆、それぞれの表情だ。横をむいている人、携帯電話の画面を見ている人、よゆう〜やなぁ。友達は両手を放してピースをしている。私は?大きな口を開けて「あ〜!」だった。はずかし...でも笑える。
 もうこれで5時。じゅうぶん暗くなったので帰ることにする。
 途中でもお客さんはどんどん増えたが、入り口ではまた並んでいる人がいる。夜だけだと料金も安いのだって。
 それにしても、若い二人が多いこと。息子も早く彼女を連れてくるように、みつけてね。
 また、車椅子のお客さんも見たが、養護学校の先生をしている友達は修学旅行でディズニーランドに来ると言う。それは大変だろうなと思う。車椅子で動くのは大変だ。トイレもあるが、少ないと思う。
 今回は、ショーを見れば、出演者に思いをはせ、車椅子を見れば修学旅行を思い、なんだか、とても勉強になった。
 お土産を買わなきゃ。「同じ物、10個買う」と言うと友達が「これが25周年限定よ」と選んでくれた。小袋ももらったし、ずしりと重い袋を提げて帰る。