夜中のおしめ替え

 この頃、夜中に紙パンツを取り替えている。
 「自分で目が覚めてポータブルトイレに座る」というのをやらなくなってずいぶんたつ。無理やり起こして座らせてみた。寝ぼけていた。これでこけても困る。下が畳だから、自分でこけたりベッドから落ちてもケガはしないが、寝ぼけていたらそれはわからん。
 朝までほっておいたら、布団までぬれているときと、まったく大丈夫なときがある。おしっこの量による。ステイから帰ってきた後は、まずだめである。水分補給が行き届いているらしい。日曜日など家にいれば朝の起床も遅いし、水もおやつも私が渡すだけだからおしっこは少ない。脱水にならないようにはしている。布団がぬれたら干せばよいし、ばあちゃんは布団はたくさん持っている。
 それでも、夜中の12時ごろでも私はまだ起きているのだから、替えてみようと思ったのだ。初めの2日はたっぷり出ていて、替えたかいがあった。3日目は私が疲れたのでやめた。4日目はステイに行った。
 5日目、ステイから帰った日。「起きます」と言って、上体を起こしかけた。起きなくていいよ。体を押して戻す。そのまま、右に向けたり、左に向けたりして取り替えた。両手で前を押さえにくる。これは「羞恥心だ」とか「何歳になっても恥じらいはある」とか言うけど、女性の心理がわかっていない。怖いのだ。大事なところだから怖い。防衛だと思う。
 さて今日は11時半に取り替えに行った。ようやく、私が!慣れた。あ〜、なんとか続けられそう。
 それにしても「芋」みたいにごろごろ転がすなんて野蛮だなぁ。プロが聞いたらどう言うだろう?「必ず声をかけて。『〜してくださいますか〜』と言いながら」なんてやっていたら、目が覚めてしまうだろう?
 「ブリコラージュ」今月号の裏表紙。「おむつにたよらない介護」三好さん、高口さん、青山さんの講座だった。この3人が聞いたら卒倒しそうなことを私はやっている。「どこが悪い?!」とひらきなおる。だから「聞いてくださ〜い。たたかうおばあちゃん・インフルエンザ・パニック」をプロに送っても全員無視!のはめに合う?