歩く

 天気が回復したので、洗濯物を干そうと思い、ばあちゃんに「立って」と言うとついてきた。玄関で、サンダル(ばあちゃんは「つっかけ」と呼んでいた)を見せて「はいて」でオーケー。杖を右手に渡す。左手は私の右手をつかませる。
 そのまま階下のガレージに行き、折りたたみ椅子に腰かけさせた。洗濯物をかごに入れて、今度は上に上がる。ベランダの靴脱ぎ石に腰かけさせたら、じっとしていた。裏のベランダに行くと椅子が無いので、立ったまま、手すりに持たれて待っていた。なかなかの運動だ。しめしめ。
 台所に入り、ご飯。それからまた応接間に来たら、私が部屋を出て用事をしている間に、ベッドに帰って寝てしまった。今回は手拍子をしていた。