デイサービスに行く

 またまた歩いて坂道を下りて、曲がってまた急な坂を上がり、デイサービスにたどり着いた。
 入り口の自動ドアが「手動」になっている。自動で開くと「ふわっと出て行く」人がいるのだろうか?
 入ったらすぐにばあちゃんが入り口のソファに座る。あはは。くせになってる。入浴の時間なので、エレベーターのドアが開くとばあちゃんとスタッフ君がおりてきた。乗って3階に上がる。ばあちゃんが「あっあっ」と言っていたので、おりると「声が聞こえましたよ〜、いらっしゃい〜」となった。
 いつもの丸いテーブルに行く。「ばあちゃんがいなくなると、さみしいね」と言われる。そういえば、ほかのじいちゃん・ばあちゃんたちは静かに入浴の順番を待っておられる。「所長が『毎日連れて来てあげる』と言ってますよ」と言うので、あとで「所長さん、冗談、言わないで下さい」と言うと「冗談です。規則でできません」と言われる。ほんま!こういうのが関西人。
 所長さんがいろいろ入所してからの生活を教えて下さる。男性で問題を起こすのが「セクハラ」なのだそうで...聞いていると「あ〜、そうかぁ。職員さんと家族がトラブルになるのは、表現が下手だわ」と思った。ものの言い方で気分を害することがある。家族も気をつけて言わないといけないし、職員もそうだ。お互い「言われ慣れていない」のだろう。