ばあちゃんは「運が良い」

 ばあちゃんは籤運が良い。「テレビ、当ててくるわ」と言ってでかけると、本当に「1等賞!テレビ」を引き当ててきた。
 40年も前に、自分の畑の隣に社会福祉施設ができた(知的障害のある子供たち)のが運の良い始まりだった。「お隣さん」として素直につきあってきたのが、今に至っている。そのばあちゃんにつきあって、私もここまでこれたのだ。
 本は「読んだら、あはは、と笑えて、ばあちゃんの元気がもらえる本」にしたいと思う。介護が暗くならないように。