「町医者力」長尾和宏著 エピック社 2009年10月

 11月22日の「かいご学会 in 西宮 2009」のおりに、長尾先生が私を探しに来てくださって、大きな封筒をいただいた。中に入っていたのが、この本だった。
 以前に「町医者冥利」という本を出版されたのも、いただいた。たった2冊のを買ってきた。「町医者力」の最後を見ると「町医者冥利」は絶版になっている。それでは、大事に持っていて、値上がりを待とう。うふふ。
 この「町医者力」の前半は「町医者冥利」の一部がのっている。
第1章 町医者冥利
第2章 震災が教えてくれたこと(講演記録)
第3章 町医者ブログ・ホンネの話とホントの話

 後半のブログがおもしろい。
  http://www.nagaoclinic.or.jp/doctorblog/nagao/
です。どうぞご覧下さい・
 私の同級生が「友達が『長尾クリニックに行っても、院長先生には診てもらえない。院長先生はどこにいるの?』と言っている」と言う。これを読んでもらうと、一日、どうやって走りまわっているか、よくわかる。あちこち「会」に行って「これがいかん!」と吼えている。吼えている長尾和宏さんて、かっこいいな、と思う。そして夜は往診に明け暮れ、寝る暇があるのか、と心配になる。
 皆さん、勉強しましょう。「何かおかしい」と言っているより、勉強しよう。「わかってくれない」と言うよりも、訴えていこう。