「2010年度地域自立支援協議会フォーラム in 西宮北部

 長い名前の集会だが、タイトルがまた長い。
「障害のある人もない人も一人ひとりがその人らしく! 楽しくみんなで地域活動! 居場所・役割づくり!」
 名前は長いが、問い合わせは近い。うちの畑の真上の施設に相談先がある。ばあちゃんが草引きに飽きて、畑から脱走し、行ったところだ。私の携帯電話にかかってきた。「ばあちゃんが来られています。杖を振り回して、怒っておられます。迎えに来て下さい」あはは、そんなこともあった。ほんとに、怒っていた。
 話がそれた。
 今日はその集会があった。雨降る中、行ってみた。知り合いに出会う。だってとなり町だし、中学校のすぐそばだから、ね。山口センターという建物の中のホールで、まだ新しく、私は初めて入った。立派だ。
 まず、コーディネーターが神戸学院大学准教授藤井博志先生だ。「つどい場さくらちゃん」の「おむつはずし学会 in 関学 2009」の司会者であった。お会いするなり「なんで?」という顔になられたので「ここは私の縄張りです。中学校にボランティアに来て、15年め、今年は学校協力員、特別支援学級のお手伝い」あはは、言いすぎた?
 他にも地域包括支援センターの人、施設の人、社会福祉協議会の人、元民生委員、名塩駅前のローソンのオーナー、娘の同級生のお母さん・・・知り合いだらけだ。
 6人テーブルの席になっている。知り合いのいるところに行くと、初対面の人もいるので、早速「ベターケア・たたかうおばあちゃんに一喜一憂しながら、ふだんどおりの生活のペースを保つ」を配る。名刺代わりだ。名刺を作ろうかしら?
「なんとか所長」の名刺をいただいた。来ておられるのはたいてい、何かの団体に入っておられるようだ。組織の案内のちらしをもらったので、あとで、順に紹介する。
 「あなたは?」と聞かれたので、「この中学校の教師が出発で、母親の介護を経て、今は紫陽花の会をしている」というわけだ。何の後ろ盾もなく、自主的な集まりを呼びかけているにすぎない。この集会の趣旨は「地域で人と組織と活動を蓄積して、居場所を作る」なんか「知り合い、つながり、つなげあう」などと、「つどい場さくらちゃん」みたいなことを言うのだ。藤井先生が「つどい場さくらちゃん」に来てくださるからかも知れない。
 けれども、団体でなくても、私のような者が一人でこつこつやっても許されると思う。