お土産

 船長さんはちゃんと前夜に漁に出て、お土産をとってきてくださっていた。たこはにょろにょろ、手に吸いつくし、エビもシャコもピンピン動くし、あはは〜。
 クーラーボックスと発泡スチロース箱を並べて人数分に分けた。氷をぎっしり詰めて帰ってきた。
 帰ると、近所の「猫の手」を呼ぶと、孫娘も連れてきて、分けるなり、来ていない人に「魚を取りにおいで。網と釣竿も忘れないでね」なんて電話をする。あはは〜。
 それで私が料理をするのは少しになったので、はらわたを出して冷凍したり、たこをゆでたりしたのである。
 楽しかったね。船がゆれるとか、くらげが出たとかは、問題なし。