人身事故

 行くときは甲東園からなので、阪急電車で行った。
 帰りはJRで帰ろう。尼崎乗換えで西宮名塩までだから楽だ、と思ったのだ。京都駅で「山陽線1本運休」のアナウンスが流れていた。でもその次の新快速が動いていたの乗った。
 隣の席の人が前の人に「暑いですね」と挨拶されているのを聞いていた。高槻に着くと「自動列車停止装置が作動しています」とアナウンスされ、止まってしまった。ついで「摂津富田と茨木市の間で人身事故。発車のお知らせまでお待ちください」と繰り返す。
 それは大変。また、こんなときは日本語だけではなく、外国語のアナウンスも必要だと思うわ。
 おりていく人の列が窓越しに見える。前の席の人が「阪急も走っているから乗り換えるのね。人身事故で止まっていたら、処理するのに1時間はかかるわね」と言われる。
 お隣の人が「阪急に乗り換えましょう。ご一緒しましょう」と言われた。とてもテキパキした方で、改札口で払い戻してもらい、阪急の駅までの地図をもらい、てくてく歩いた。かなりの距離があった。「良かった、ご一緒できて」と言われ、高槻から準急に乗って帰られた。私は次の特急に乗った。
 一人ならあのまま運転再開を待っていたかも知れないな。
 人身事故の人、なにがあったのだろう?