講演会

 今日の講師は定行俊彰さんという。宮城県の小学校の先生であり、「NPO法人みやぎ」ダンス」理事長という、障害者と一緒にダンスをする人であり、ゲシュタルトセラピーをする方である。
 テーマは「表現すること」。
 会場は机は並べず椅子を丸く並べて座る。ダンスの実習かと思ったが、違っていた。
 まず、お隣との二人一組で自己紹介をしあう。そのとき「氏名は言ってもよいが、家族構成と趣味と仕事は言ってはいけない」。すると言うことがないのだ。
 ジャンケンで私が負けたので、お隣の男性に選択権があり、まずはその方のお話を聞いた。東京からわざわざ、この会のためにだけ来られたのだった。私は「横浜に次男がいる。友達が茅ヶ崎にいて、同窓会通信を送ると喜んでくださる」と言ってから「あれ?これは家族の話かな?趣味かしら?家族も趣味も言ってはいけないと言われると話題がありません」と言って、止まってしまった。制限時間の1分にはまだ残りがあった。うまくいかないなぁ。
 次は「今の自己紹介で、相手の性格を占ってください。そして思い切り褒めてあげてください」だった。今度のジャンケンで勝ったので、私が先に言った。「わざわざこの講演のためにはるばる来られるなんて、好奇心が旺盛、人のために思いやりがある。このあとは一緒に飲みに行かれるのかも知れない」と言うと「当たっているかも知れません」と言われた。
 私の性格を占うと「好奇心が旺盛で、人の世話をするのが好き」だそうだ。うふふ。
 次の表現は、白い紙を一枚もらって「これを椅子の上に立ててください」と言われた。折ったらいいの?それなら半分に折れば屏風のように立つ。もう一枚もらって「物体を作る」。クシャクシャにして「すいかにかぶりつくアライグマ」を作ってみた。
 それから、皆さんの自己表現を見てみる。それこそ、いろいろあるが、子どものほうが頭が柔らかいかも知れない。
 定行さんのお話では、子どもも初めは四角四面に考えるが、定行さんとつきあっているうちに、だんだん柔らか頭になり、いろいろな表現をしてくるそうだ。開放されるのだろう。
 面白かったが、まだまだ不完全燃焼であった。もっともっとだなぁ。
 次は「ダンス」でイギリス公演の写真を見せてもらった。動画であればもっとよかっただろうと思う。実際の公演を見てみたいものだ。ネットでお名前を入れて検索するとすぐに出るので、皆さんもやってみてください。