合唱コンクール

 中学校の文化活動発表会だった。午前は合唱コンクールだ。審査員は勤めていたときの先輩の先生だった。定年退職後も合唱指導をしたり、秋のこの時期には合唱コンクールの審査員をしておられると紹介された。
 各クラスの生徒の数が少なくなっている。32人から34人ぐらいだった。欠席している生徒もいるかも知れない。驚いたのは、指揮者がみな女子生徒であった。ピアノ伴奏者には男子生徒もいた。
 コンクールには各クラスが1曲ずつ歌う。そのあと、学年合唱があり、生徒が壇上に並ぶ。3学年が終わった後、全校合唱があり、壇上の3年生はそのままで、前を向いて着席していた1年生と2年生が起立して後の客席を向き、台にあがった3年生の指揮者を見て歌う。学年合唱指揮者や全校合唱指揮者は、背が高く、手も長く、のびやかで惚れ惚れする。やはり子は宝よねぇ。