国会集会2010『どうなる介護保険?「軽度者」「生活援助」「低所得者」のゆくえ』

 市民福祉情報・オフィス・ハスカップより

日時:2010年11月25日(木)10時30分〜11時30分
会場:衆議院第二議員会館第4会議室

介護保険法改正案がまとめられようとしています
 2011年の介護保険法改正案の国会提出をめざして、
 社会保障審議会介護保険部会(以下、部会)で議論が続いています。
 現在、多様なテーマについて賛否両論の論点整理が行われていますが、
 11月25日の第37回介護保険部会で意見のまとめが行われる予定です。

「論点整理」で気になるのは、
「軽度者」「生活援助」「低所得者対策」
 部会では「給付と負担」をめぐり、
 厚生労働省(事務局)から論点整理の資料が提出されています。
 特に気になるのは、
  ①「軽度者」の利用者負担引き上げ
  ②「軽度者」への生活援助サービスの縮小
  ③施設サービスの低所得者対策(補足給付)の見直し
 です。
 また、市区町村(保険者)の判断で、地域支援事業を活用して
 「要支援者・介護予防事業対象者向けの予防・生活支援のための総合的なサービス」を
 提供するイメージが示されています。

誰のための介護保険
 2005年の改正では介護予防サービスが導入され、
 認定ランクが比較的軽い利用者を対象に
 ホームヘルプ・サービスの利用制限が進みました。
 また、「介護給付適正化」で、"同居家族"がいる場合、
 「生活援助」(日常生活の支援)がカットされる事例は増え続けています。
 今回の制度改定の議論では、
 「軽度」とされた人への利用制限がさらに強まり、
 低所得の人は制度から振り落とされてしまいそうです。

介護保険はどこへ?
 市民福祉情報オフィス・ハスカップ
 11月25日(木)、部会の論点整理のなかでも、
 「軽度者」、「生活援助」、「低所得者対策」をテーマに、
 市民活動団体や国会議員をはじめ
 多くのみなさんと課題を共有したいと考え、
 国会集会を企画しました。
ぜひ、ご参加ください。

会場地図:
 衆議院第二議員会館
 東京都千代田区永田町2-2-1

交通:
 東京メトロ丸の内線国会議事堂前出口1 徒歩3分
 東京メトロ有楽町線半蔵門線永田町駅出口1 徒歩3分

発言者(予定):
  因利恵さん(日本ホームヘルパー協会)
  勝田登志子さん(認知症の人と家族の会)
  小島美里さん(NPO法人暮らしネット・えん)
  沖藤典子さん(ノンフィクション作家)
  石毛えい子さん(衆議院議員
  郡和子さん(衆議院議員
  山崎摩耶さん(衆議院議員
  阿部とも子さん(衆議院議員
  大河原雅子さん(参議院議員)ほか
参加方法:
 当日は10時15分(開会15分前)から
 衆議院第二議員会館1階ロビーで通行証をお渡しします。
 参加希望の方は
 申込フォーム
http://haskap.net/cgi-bin/seminar/index.cgi
 でお知らせください。
 なお、こちらからは特に連絡はさしあげませんので
 当日、直接、衆議院第二議員会館1階ロビーにおいでください。
 (資料代1000円、先着40人)