一週間

 地震から一週間たった。
「もう一週間?まだ一週間?」と言う人がいて、思いは複雑だ。
 書けなかったことを書く。
 今日は同級生の無事がわかった。こちらにいる同級生の娘さんが伝言ダイヤルで見つけてくれた。ほっとした。
 舞浜の友達はガレージが液状化した。
 知人の息子さんは仙台にいるが、まだ尋ねる勇気が出ない。
 西宮にいる教え子が電話をしてきた。「センセ、横浜の友達と千葉の友達は大丈夫ですか?」と聞く。特別支援学級の卒業生だ。優しさにほろっとする。「大丈夫な場所だよ。」と答える。
 横浜のうちの次男は「会社から徒歩帰宅して、二時間半かかった。スーパーに食べ物が無い」と言うので親ばかなので宅急便を出した。翌日に届いた。
 東京の同級生に電話したら無事だった。「こちらからは救援隊も、市役所職員も行ったよ。震災経験を伝えて指導できるプロだよ」と言うと喜んでくれた。
 こちらの友達に電話した。「地震の日から消防車が複数で連なって行くのよ。救援でしょう?夫が、救援に行くのに、サイレンは鳴らさないと言うのよ」と言うと「救援です。行くときは近隣の市町村や県で集まって隊を組んで行きます。すいた道はサイレンを鳴らさないが、混んでいれば鳴らします。一刻も速く着きたいですから」と言う。「やっぱりそうだったのか。阪神大震災のときも遠くの県の消防車が来てくれて、ありがたかったし、忘れないよ。今回もありがたいなあと思って見てるよ」と言うと「それが正しい意見です」と言う。誰も同じと思うよ。
 被災地に思いを届けたい。救援物資の仕分けをほんのわずか手伝った経験から、救援は義援金が一番良いと思う。
 ではまた書けるときまで。