連休は

 介護をしている友達から電話がかかってきた。なんやかや、長電話。
 もう一人にはメールをしてみた。「怒涛のような連休が終わりました。今は農婆で疲れます」と返ってきた。
 「怒涛」かぁ・・・? 身につまされて涙なしでは読めない。うちもそうだった。連休はデイサービスが休みになる。休日や祝日に認知症が「なおる」わけではあるまいに、そんなときこそ、サービスが必要なのに、公立の施設では非情にも「休日」なのだ。うちは「田植えの準備」だと言って、ショートステイをとっていた。
 それが崩れたのが、2009年5月の「新型インフルエンザ流行のため、介護施設の一斉休業」だった。どうしようもない!「ばあちゃんを殺すしかない!」とメールを送りまくったものだった。ケアマネをしている友人がヘルパーさんを連れて来てくれなかったら、どうしようもなかった。
 もちろん「年をとったら世話がいるのは当たり前」、「農家のばあちゃんは年をとっても庭の草引きをして暮らしていた」それも当たり前。でも、目をはなすとどこかへ行ってしまう認知症ばあちゃんは、介護保険のサービス無しではやっていけないのだ。ほんに介護保険のおかげ。介護が必要になった初期のころから適切に使い、いつまでも元気でいてもらったほうが、生涯に使うサービスは安くてすむのだ!!!声を大にして言いたい!そのために「たたかうおばあちゃんが行く!」を出版した。
 みなさん、買ってくださいね。