冬ひなた

 中学校に行った。作業の時間のこと。
 先週の火曜日、畑に植えているほうれん草が大きくなっていなかったので、今日は「パオポオ」と支柱を持って行った。支柱と言っても、曲げてトンネルを作る「ひご」のような物。
 ほうれん草の畝の手前に4人で並んで、まず、畝の中央に溝を掘り、肥料を入れる。土をかぶせる。水をかける。ひごを手前に差し込んで、向こう側にいる生徒に渡し、また差し込んでトンネルの支柱にする。その上にパオパオをふわっとかける。洗濯はさみでパオポオを支柱に止める。トンネルの上にも支柱を差し込んで止めたら、風で飛ぶこともない。完成だ。これで暖かくなったら、大きくなるだろう。