本「風のささやき」姫野カオルコ著 角川文庫  2011年

 「ベターケア最新号54号」に紹介された本を何冊か買って、これもその一冊。
「日本のどこかに暮らす、
ふつうの、介護する人が、
ふとささやいた胸の内」
とある

 ふむふむ、しんどい本だった。
 「ふとささやいた」にしては、一人一人が、長すぎる。しつこいよ!
 また、「ささやき」の後ろについている、プロフィールがかわいそうすぎる。
 これが、平均?どこにでもいる、平均?
 そうじゃないよね。
 昔は、嫁が介護、が当たり前だった時代は、これが平均だった?
 わからない。
 「紫陽花の会」なら、無いなあ〜。「しんどい話はいや!」「聞きたくない」「読みたくない」と言うなぁ。
 私?
「たたかうおばあちゃんが行く!」の日記を選んでいるとき「しんどい!消したい!しつこい!」とメールすると、編集長は「消せない。しんどい!ときがあったのでしょう?消してはいけない」と返信がきた。校正するのもしんどい!本が出来上がってからは、まだ読んでない、実は。まだ読めない。
 ひとには「お疲れさん」と言われたら「ラッキーだったよ」と言っている。ラッキーだったのよ。
 皆さんも「ラッキー介護」をしたいなら「豊富な知識、豊富な人脈」を目指してね。でもね、一朝一夕にはできないよ。
 またまた、「介護者」に戻るが、本当にしんどい人に寄り添うのが当たり前で、まず、聞いて共感するのが出発点。だから、一生懸命聞く。
 だけど、この本を読んで「もういいよ〜、しつこいよ」と思ったのも事実。